【平成の終わりにコンビニ問題!】

2022年6月22日

平成の終わりに、現代の生活インフラの象徴コンビニエンスストアの24時間営業の是非が問われています。1974年.昭和49年、私つき子がコンビニエンスストアと初めて出会った時の思い出を振り返ります。




【1974年.昭和49年わが街のコンビニは直営店第1号⁈】

コンビニの老舗セブンイレブン日本進出は今から45年前、
私つき子7才の頃、当日の事よく覚えています。
なぜかといえば、私の両親がかなり興奮ぎみに、今度アメリカから日本に食品から、日用品まで何でも売っていて、朝の7時から夜の11時まで営業しているチェン店が来る!
と話していたのを覚えているからです。
なぜ両親は興奮ぎみに語っていたのかといえば、当日一般の商店街や個人営業の店などは早くて朝の9時半頃から夕方7時半頃までの営業時間が一般的。
なので7時から夜の11時はなかなか凄かったのと、私の両親は個人で文具事務用品の中間卸業を営んでおり、個人経営のマーケットの中に小売りの店舗を構えて卸売業と小売り店補の両方で商いをしておりました。
なので強力なライバルになりそうなその店の話題に、戦々恐々としていたのかも知れません? 
普段だと新しい店がオープンすると聞けば、飛び込みで文具事務用品を納入させてもらえる様に営業に行くのですが、アメリカの大手フランチャイズチェン店が来るとなると、一般の中間卸業者は入り込む余地なしと言う事で、父と母は毎晩の様に話していたのだと思います。
かといって深刻な様子とも違い、どんな店が来るのか大いに興味があった様です。

【コンビニ今昔】

今では、あー又コンビニ、あれこっちもコンビニ、えーとあそこの角はローソンだっけ、ファミマだったっけ?いやセブンでしょ???
と、混乱てしまうぐらい、何処もかしこも日本中コンビニだらけですが、当時は誰も、そのアメリカから来ると言う話題の店を見た事がありませんでした⁉︎・・・(黒船!)
今となっては信じられない様なお話しですね!
そして、5月に東京にセブンイレブン第1号店がオープン、6月にはわが街にもセブンイレブンがオープンしたのでした。
東京の江東区にオープンしたセブンイレブン第1号店はフランチャイズ店、わが街に開店したのは国内初のセブンイレブン直営店とのことでした。
今も、歩いて10分以内のご近所です!
地元の私達からすると、国道16号線から入って直ぐの通り沿いとはいえ、あそこに出来るの?
といった地味な感じの道沿いにオープンしたのでした。
 
店の建物リニューアルされて、駐車場も広くなり場所も少し移動しましたが、当時と同じ道沿いにあります。
(現在はフランチャイズ店との事)
10分以内のご近所なら、つき子さん良く行くのねと、お思いのあなた!ハズレです。
もっと近いコンビニが沢山、沢山、あります! 正直そんなに要らないでしょ・・・。
潰れた店もた沢山たくさん、あります。
ほんとにそんなに必要無いと私は思います。

【1980年代コンビニバイト】

33年ほど前に私つき子もコンビニバイトをやった事があります。
(マイナーなコンビニでした)
当時の店員は今の様にあれもこれもやらなくてはならないと言う事は無く、レジと納品されて来た物品の陳列、外回りの掃除などだけでした。
しかし今もありがちな事ですが、当時のバイト先の店長一家も脱サラ組で、家族3人と私達バイトで店を回していましたが、かなり大変そうで、店長の息子さんはコンビニ経営に乗り出した事を後悔している様子でした。
30年前からしてそうだったのから、今の労働者不足の時代に事態はさらに深刻なのは当然だと感じます。
バイトしたそのコンビニは、数年程で無くなり、今はメガネ店になっています。




【通学路に出来たセブンイレブン】

しかしわが街には1974年当時に開店し今もでも当時と変わらず営業して居るコンビニも多くあります。
私つき子が1番思いで深いコンビニは、1974年12月24日頃・・・?にオープンしたセブンイレブンです。
クリスマスの頃だったのは絶対に間違いありません!
その店は毎日学校に通う通学路の道沿いに新しく建設されて居て、オープン前から地域の人々からとても注目されて居ました。
6月にオープンしたセブンイレブン直営店第1号と言われる店から約1キロ程離れた距離にあり、通学路の途中の交差点のそばににオープンしようとしていました。
建設工事着工から開店準備、開店に至るまで小学校1年生の私つき子は、友達とワクワクしながら毎日小学校に通う道すがら眺めておりました。
そして、なんと今ではあまり聞かないと事と思いますか、オープンイベントとして、セブンイレブンの店の前の駐車場にプチクリスマスマーケットが立ったのです!
きっと6月に相生の直営店がオープンした時の反応が今一つ芳しくなかったのかも知れません?
新聞にチラシも入り、『絶対に行くー』とお小遣いをせがんだのを覚えています。
クリスマスプレゼントになりそうなちょっとした小物やオモチャ、プラモデルなどが並んでいました。

【1974年カレンの歌声とクリスマス】

1974年のクリスマスイブ。
当時テレビでカーペンターズの曲が良く流れていたのを覚えています。
アメリカから来た新しい店、セブンイレブンと言ったキーワードと共に思い出されるのが、なぜかカレン・カーペンターのあの歌声、そしてセブンイレブン開店記念クリスマスマーケット。
東京江東区のセブンイレブン、フランチャイズ第1号店で一番最初に売れたのはサングラスだったそうですが、わが街のセブンイレブのクリスマスマーケットで私が初めて買ってもらったのがこちら。
(セブンのお店で買ったのではないです、オープン記念の露店で購入・・・。)
小1の子供にしてはけっこうシブい趣味してるなーと今さらながら思います。
しかし、この小さくて素敵なソーイングボックスは今でも、昭和のあの頃をつなぐ思い出の品として大切に身近に置いています。

【みんなワクワク、開いててよかった!】

他にも小学校の通学路にあるそのセブンイレブンの思い出はたくさんあります。
中でも、夏の暑い日に、登下校の買い食い禁止もなんのその、テレビのコマーシャルで観たこじゃれたセブンイレブンの新商品セブンイレブンシェイクや、店員さんがすくってくれるハンドディップアイスが食べたくて友達と走って帰った事などなど、当時私たち子供の間では常に話題の中心でした。
そして、もう一つ忘れられないのが、1997年頃のロンドンのセブンイレブン。
その頃イギリスに2年半程暮らしていた私にとっては、なんと言ってもパックのお寿司などが気軽に買えちゃうロンドンのセブンイレブンは 神!でした。
(お味は・・・機内食みたいなー?)でしたが、ありがとうございましたーーー感謝。

【コンビニエンスの真の意味を問え】

確かに、今では私達の生活を支えてくれている大切な生活インフラにまで成長してくれて、コンビニ創成期と共に育った世代としては嬉しくもあり、また今のコンビニの現状をとても心配しています。
今後もコンビニには、さらなるワクワクな進化を遂げて行ってほしいと思っています。
コンビニにはやっぱりワクワクが似合いますね!
開いてて下さい!無人だとしても。
24時間で無くとも!
開いてて良かった・・・!
1974年、昭和49年のコンビニ創成期のお話しでした。

 

 

 

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